2008年05月23日

マー族の山菜取り

 普段より来客数の多い日曜日であるが、スタッフに店番を頼み、
山菜取りに出掛けた。
<マー族>を名乗る十人ばかりのメンバーが勢揃いしての、楽しい一日であった。

 わらび、独活、わさび、たけのこ、たらの芽。クレソン、こんてつ、ハリキリ、などなど、
種類も量も豊富で、山国飛騨の豊かさを再認識したのであった。

 マー族のほかに、二名の個性的なゲストの参加があり、
山菜取りは、いやがうえにも盛り上がった。
一人は報道関係に勤務するN氏であり、一人は、画家の熊谷榧氏である。

                   
      芸術性伝播せよと吾は飲む 守一の娘の口付けしワインを

拙い一首であるが、私はその日、熊谷守一の娘、榧さんから無言の教えを頂いた。




                  ■中国 北部の薬味つぶしの石臼に水を張り、季節の花を投げ入れる。
                   素材の持つ力は大きく、どんな場所でも、何を入れてもとても絵になる。
 

マー族の山菜取り





榧さんは、対象を凝視し、寸暇を惜しんで鉛筆を動かしておられた。
現場での<写生>を、もっとも大切なこととされているのだ。

彼女の絵に
躍動感や楽しさが感じられるのは、その所為だろう。 






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Posted by 宣 at 16:53│Comments(0)
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