2008年08月09日

三つ子の魂

幼馴染の房ちゃんから本が届いた。
京都大学名誉教授である笠原三紀夫氏の書いた<エネルギ‐と環境の疑問>という本である。

前表紙に一点、裏表紙に五点、
房ちゃんの版画 (シルクスクリ‐ン)がカラ‐で掲載されている。
また、各章の区切りには、同じ作品がモノクロで彼女のコメントと共に掲載されている。

添えられた手紙によれば、インタ‐ネットで彼女の版画を見た笠原氏が、
作品制作の根本思想と本出版の根本思想が一致することに気付き、
固い話のディ‐ブレイクとして、掲載させて欲しいと要望されたということであった。


■メキシコのトナラ焼きには身近な動物をかたどった物が多くあり、その背中には、草や花、虫や獣など、奇想なモチーフが用いられて描かれている。
 私の好きなこの大きな猫も背中に白い鹿を背負っているが、この飛騨の地で何を想っているのであろうか。


三つ子の魂




手紙の中で彼女は、
洞爺湖サミットの生ぬるさを指摘し、目先しか見ない人達をエゴの固まりだと指弾している。
彼女の版画制作のテ-マは、「地球の環境保全と世界平和への祈り」であるという。


「純粋だなあ」

私は、子供の頃の房ちゃんを思い浮かべた。

一寸法師の真似をして遊んだ時、房ちゃんはそのたらいの船で都に辿りつけると思っているらしいふしがあった。
可愛らしい人であった。

代情房子 作品HP  ・・・ 純粋さを保つ人間の深淵を覗くことが出来ます。    





スポンサーリンク

Posted by 宣 at 16:37│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。