2008年08月18日

 縄文の台所

暮らしの手帳に瀬戸山玄さんの「縄文の台所」の連載がはじまった。
第35号の今回は連載の皮切りである。


瀬戸山さんは、食や自然など、世の中の不具合を鋭い感覚で見抜かれ、警告され続けてきた優れたルポライターである。
今回の発信源は高山市であり、その為、身近な人達も登場し、今後の展開が楽しみである。

初回の案内役は、中学生でヤジリ5千個を集め、
大学時代、「天職は料理人、ライフワ‐クは考古学」と誓い、
藤森栄一賞を受賞された割烹料理「あんらく亭」のご主人、吉朝則富さんである。


パキスタンの砂漠の入り口の村から2時間、陶器の村で見つけたとバイヤーが話すこのフリットウェアー。
焼のあまさにゆるい手描きが楽しくて、大切に大切に使う。きっとその村に流れる時間そのものなのだろう。

 縄文の台所



ぺ‐ジを繰ると、その吉朝さんの手料理が、「夏の縄文ごはん」として、写真付で掲載されている。

縄文クッキー、いのししの干し肉、岩魚と鮎の串焼き、山菜サラダ、炒り地蜂、などなど、デザートや酒もある。
所謂、縄文のフルコースである。

酒は、山葡萄の実を潰して大量に漬け込んだ赤ワインである。

それは、主に神に捧げたものだが、私は、その赤い酒に幻惑された縄文の女を思い浮かべた。
あんらく亭の大フアンである私には、その料理と酒に幻惑されて、数知れぬ失敗を繰り返してきた過去があるからである。

 



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Posted by 宣 at 14:02│Comments(0)
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